税理士試験 ボーダーと自己採点結果 ~自己採点はあてになるのか?

試験問題はこんな感じの冊子です

毎年税理士試験受験後は、受験当日に回答復元し、TACの解答速報が出たら自己採点していました。
私が受験したときの各科目の自己採点結果とボーダーの比較を載せます。
解答速報は予備校各校が出しますが、TACのみ参考にしました。
(簿記・財表はともかく、税法はTACの方式で回答作成していたので
他校の模範解答だと点数が低くなるので…)
結果は、どの科目も初回の受験で合格していたのですが、財務諸表論以外は
どれも自己採点でボーダーぎりぎり超えたくらいで、特に法人税は「落ちた…」
と思っていました。
※()は受験した年です

簿記論 (2012) :ボーダー超えるもバランス悪く不合格の余地あり

自己採点:49点 ボーダー:46点 (確実ライン:50点)
【内訳】
第1問 11点 (TACの目標点:10-12点)
第2問 12点 (10-12点)
第3問 25点 (24-26点)

解答解説会で、1つ1つの解答にAからCのランク(Aは落とせない、Cは難しいので正解できなくてOK)が付されるのですが、第1問がAランク7問+Bランク4問の問題構成で比較的易しかったにもかかわらずAランク2問しか正解できず、後日の相談会で講師の先生に「う~ん、これは難しいかもしれない…」と言われました。
蓋を開けると受かっていたので、バランスはそこまで関係ないのかと思いました。

財務諸表論(2012):どの設問でも万遍なく得点でき、自己採点後に唯一安心できた科目

自己採点:63点  ボーダー:54点 (確実ライン:65点)
【内訳】
第1問 11点 (TACの目標点:10-11点)
第2問 12点 (13-14点)
第3問 40点 (35-40点)

この年だけは2科目受験で、1日のうちに簿記・財表と受けたのですが、簿記を
受けた後だったのであまり緊張することなく試験に臨めたのが良かった気がします。

消費税法 (2014) :難易度はそれほど高くないものの理論のボリュームが多く、計算でやや時間足らずに

自己採点:71点  ボーダー:70点 (確実ライン:78点)
【内訳】
第1問 32点 (TACの目標点:32-40点)
第2問 39点 (34-40点)

税率が5→8%に変わる年だったので、TACの予想通り経過措置が計算で出ました。
計算は、本則と簡易の2問構成で、あまり難しくはないもののボリュームがありました。 簡易は10点中9点と、ほぼ合わせることができたので一安心。
理論は、「仕入れ税額控除」という誰もが1字1句覚えているはずのAランク理論が出たので捨てるわけにいかず、最後はミミズのようななぐり書きでそれでも書ききれませんでした。

試験日が8月6日で、長女の予定日が8月25日だったのでパンパンのお腹で参戦したのですが、緊張のためお腹が途中からカチカチに張り、破水したらどうしよう…などと心配しましたが大丈夫でした。

この年は、試験3日前に長男が熱でダウン、自分も2日前にダウンし丸1日何もできず寝こむなど、受験が危ぶまれましたが何とか当日は持ち直し、直前の体調管理の大切さを思い知りました。

法人税法(2013):Bランクの理論はほぼ作文。計算も難易度高く自己採点不安。

自己採点:55点  ボーダー:55点 (確実ライン:68点)
【内訳】
第1問 27点 (TACの目標点:32-40点)
第2問 28点 (25-34点)

理論は、①有価証券担保権行使による譲渡という未習の項目 & ➁海外取引(Bランク)が出題され焦りました。
計算も難しく、みなし配当が出たのですが、あれだけやったのに配点4点中1点しか取れず自己採点後に一番凹みました。

相続税法:理論はベタ、計算は問題を見落とすケアレスミス

自己採点:75点  ボーダー:70点 (確実ライン:84点)
【内訳】
第1問 43点 (TACの目標点:38-44点)
第2問 32点 (32-40点)

理論の簡単な小問を、問題用紙のページ切替の関係で見落としていたことに帰宅後気づきました…。

自己採点までが受験。予備校ボーダーは割と信頼できる。

毎年、試験が終わったら全て忘れて遊びたい気持ちを抑え、
「自己採点までが受験」と言い聞かせて解答復元していました。
採点すると必ず凡ミスが発覚して落ち込むのですが、次年度の計画を立てる
ためにも自己採点は必須です。

ですので、試験中も自己採点しやすいよう、
■理論なら柱を問題用紙に走り書き
■計算は解答復元できるよう計算過程をメモ
 (きりが悪い数字の場合はラスト1分くらいで問題用紙にバーっと書き込み)

することをおすすめします。(講師のアドバイスに従いました)

試験時間終了後、解答用紙回収する間多少待ち時間があるので、その時間にメモしたいのはやまやまなのですが、その時間は
「いっさい手を動かさないでください」とアナウンスされるので、数字を目に焼き付けるくらいしかできません。

理論の採点について(模範解答の配点とは違う)

私は税法はどの科目もけっこうボーダーぎりぎりでした。これは辛めに自己採点して、どうしても何を書いたか思い出せない設問はかいつまんで0点にしたので、本当はもう少し点が取れていたのかもしれませんが、おそらく理論で自己採点より得点できていたのではないかと思います。

どこかで聞いたのですが、採点官は予備校の配点のように細かく採点しておらず、大雑把に設問ごとに「〇、△、×」みたいな感じで点をつけているようです。
なので、特に法人税法など、ベタ書きでなく自分で柱を立てる理論問題の場合は、模範解答で配点がふられたキーワードそのものが入っていなくても、大まかな文脈が合っていれば部分点がもらえていると考えてもいいのではないかと思いました。

ただ、そんなことは蓋を開けてみないとわからないので、毎年自己採点をした日の夜は新たに間違えた個所を思い出しては夜中に脂汗をかいて目を覚ましていました…。

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